ファンダメンタルズ

インフレ高進への警戒感が高まるアメリカ

アメリカでは巨額の財政出動による景気刺激策とFRBの金融緩和政策によってインフレ懸念が強まってきています。

FRBはインフレターゲットを設定して、そこまでは現在の金融緩和政策を維持する見通しですが、インフレの進行具合によっては出口戦略となるかもしれません。

今回はインフレ懸念についてフォーカスしていきます。

アメリカのインフレと経済状態

まずアメリカでは経済状態としてはパンデミックの回復からの経済回復が期待されています。

その中で注目されるのが経済指標ですが、4月コア個人消費支出価格指数に注目する形となりそうです。

FRBはインフレ目標を+2%としていますが、市場予想は前年比+2.4%となっています。

インフレが進行するのではという懸念に対してパウエルFRB議長やハト派のFRB高官は、ベース効果やバイデン米政権の大規模財政支出による一時的な現象であるとして、2023年末までのゼロ金利政策の継続を示唆しています。

額面通りに捉えれば、アメリカ経済の回復最優先で動くとのことですが、これが撤回されたときのショックは大きそうな環境です。

肝心のアメリカの経済状態ですが、気になるのはアメリカのGDPです。

アメリカの経済回復が市場予想を上回るようならば問題ないのですが、市場の期待感が先行している印象でハードルを上げ過ぎている印象です。

そのため堅調な数字ながら失望売りとなる可能性もケアしておく必要はあると思います。

まとめ

アメリカのインフレ懸念は高まってきています。

インフレターゲットを2%としていますが、それ以上のインフレとなる見込みであり、出口戦略は必須となってきそうです。

市場はFRBがどのような出口戦略を取ってくるのか注目の的となっており、要人発言などには注意が必要です。

個人トレーダーとしては経済指標が良い数字なのに市場の期待が高すぎるゆえのショック売りには注意が必要です。

指標発表後の値動きの初動には注意したいところです。


友だち追加

LINE登録者限定でBO勝率インジや
便利系インジ配布していきます。
またFXのインジも今後作成していく予定です。
LINE登録者には利益になるよう考えていきます!!