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いまさら聞けないインフレ・デフレ~前編~

インフレやデフレという経済用語は学生時代の勉強の中で仕方なく覚えた方も多いと思いますが、実際にはどういった状態のことを言うのかわからないという方は多いです。

これからの為替市場でもインフレ・デフレというものはキーポイントになってきそうです。

今回はそんなインフレ・デフレを初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

貨幣経済の宿命 インフレ・デフレ

日本では明治維新以降、本格的に貨幣経済、つまりは現代のようにお金で社会が成り立つ経済形態となりました。

私たちも給料や報酬をお金でもらい、それを生活に使用して物を買ったりしています。

そういった貨幣経済の中で常に課題となってきたのは「貨幣の価値」です。

例えばラーメン1杯が500円だったとします。

その3日後に同じラーメンが800円になりました。値段が300円の値上がりをしています。

「モノの価値が上がり、お金の価値が下がる」という状態になったのです。
これをインフレと呼びます。

インフレが発生すると貨幣価値が下がるため消費者は物価高に悩まされることになります。

ただ物価があがればその分モノを売っている企業に入るお金は多くなるので、働いている労働者への分配(給料)も増えるため、経済成長の過程では発生しやすい現象です。

しかし急激なインフレは経済を大混乱に陥れます。

これは1週間後にモノの値段が2倍になったらということを想像すれば難しくないと思います。

そのため貨幣を管理している各国の中央銀行は基本的には「インフレにならないように管理していく」ということが基本的なスタンスとなっていました。

急激なインフレをハイパーインフレと呼びますが、戦争などの大きな出来事が発生するとハイパーインフレが誘発されやすいです。

現代でもジンバブエなどはこのハイパーインフレに苦しんでいました。

子どもが札束を抱えて買い物に行くという写真は印象的です。


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