ファンダメンタルズ

緊急事態宣言で為替状況はどう変わるのか?

4/6の記者会見で安倍総理大臣がついに「緊急事態宣言」の宣言へ向けて動きを公式発表しました。

「緊急事態宣言」が発令されると、経済活動の制限が要請ではなく、政府機関の命令となります。

経済活動は縮小され、経済規模も小さくなることは確定的な現状となってきました。

特に東京や大阪などの大都市圏での宣言となるため、経済被害は甚大となるでしょう。

円相場は見かけの小康状態???

ドル円相場はコロナショック発生当初には激しい円高トレンドの値動きを見せていましたが、ここ数日は円安ドル高傾向となってきています。

定説では「有事の円買い」が起こっていた様相でしたが、値動きだけを見ると「高すぎる円の揺り戻し」という様相ですがそう単純な市場心理ではなさそうです。

コロナウイルスの猛威が世界中に広まり、感染拡大が続いている現状から市場心理が不透明を通り越して「恐怖状態」にあると思われます。

そのため「世界最強の通貨を買っておこう」という現状で一番信頼性が高い通貨が買われる動きになっていると思います。つまりは「ドル買い」です。

ドル円に関していえば日本のコロナウイルス対応の遅れや政治的な迷走が、海外からの円の評価を落としているとも言えます。

よって格言である「有事の円買い」セオリー通りに行っていない現状です。

またニューヨークダウの値動きも底打ち感が出てきたことも、ドルの信頼性に繋がってきた印象もあります。

まとめ

格言としての「有事の円買い」は有名な格言ですが、有事の規模が大きく、また混迷を極めると「通貨の格」が優先されるという一見新しい現象が起こっています。

結局は通貨の実力がダイレクトに反映されてきています。

日本のコロナウイルス対策が迷走と遅れを続ける中で、さらに円が評価を落とす流れも考えられます。

今後は為替主導の動きというよりも日経平均などの株価主導の動きで、為替が追従するという形になりそうです。


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