民主党のバイデン新大統領の誕生は濃厚であり、この動きは世界中に大きな余波を広げています。
今回はアメリカの新政権が追い風になるであろう「南アフリカ」にスポットを当てたいと思います。
今後の南アフリカ情勢と為替相場について考察していきます。
南アフリカ情勢と懸念材料

アメリカファースト主義を取ってきたトランプ大統領から国際調和を重視するバイデン新大統領への世間以降は、発展途上国にとっては大歓迎です。
そのため南アフリカを含むアフリカ諸国の期待感は非常に高いです。
オバマ政権時にアフリカ諸国担当の国務次官補だったグリーンフィールド氏が次期米国連大使に指名されたことも追い風を形成しています。
そういったこともあり南アフリカの通貨ランドは、6.84円を付けるなど徐々に買われる流れとなっています。
しかし南アフリカのリスク要因として最も重大な債務超過問題には解決の兆しが見えません。
南ア準備銀行(SARB)の中期予算政策声明(MTBPS)では、公的債務が国内総生産(GDP)の82%に達するとされ、SARBは公的債務について「債務拡大が金融セクターに深刻な影響を与える」と発表しています。
ムーディーズやフィッチによる相次ぐ格下げなども言われており財政問題は深刻です。またアメリカと中国の対立も大きな問題の一つです。
というのもアフリカは現在中国からの支援や投資を多く受けており、バイデン政権でも中国との対立構造は変わらないという見方もあり、そうなるとアフリカは厳しい立場に置かれそうです。
まとめ
発展途上国の債務超過問題はよくあることではありますが、南アフリカの財政状態は一言でいえばひどい状態です。
世界的なコロナショックの影響で財政問題さらに苦しい状態になることも考えられます。
こういったネガティブ要因がありながらも期待感で上昇トレンドを作り上げていますが、もし財政問題などで悪いニュースが出た際に暴落する危険性も秘めていると個人的には思います。
長期的に上昇トレンドを作るとはなかなか思えない状況です。

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