世界から注目されるアメリカの雇用統計ですが、思いのほか力強いアメリカ経済を示す結果となりました。
アメリカのアフターコロナとアメリカ債権の動きにもフォーカスしつつ今後のドル相場を考察していきます。
アメリカ経済の力強さ

雇用統計については、非農業部門雇用者数(NFP)が37.9万人増加し、失業率も6.2%に低下しています。
娯楽や観光といったパンデミックで落ち込んでいたセクターの増加が主な要因で明るい兆しはあるものの、失業率しては高く、パンデミック以前の水準まではまだまだ遠い印象です。
就業を諦め労働力人口から外れた人も依然として多く、数字ほど労働市場は改善してはいないとの声も聞かれます。
アメリカ経済を押し上げるためにも重要になってくるのが公的な景気刺激策です。
アメリカ議会ではバイデン大統領の目玉政策である景気刺激策の審議が佳境を迎えています。
現状アメリカの政治的な勢力図としてはバイデン大統領が属する民主党が強い勢力を保っており、多少の修正はあるかもしれませんが基本的には通過する見通しです。
国民への現金給付など積極的な財政出動となっており、単純に景気押し上げ効果が期待されます。
為替相場としてはアメリカ国債利回りの上昇とともにドル買いが加速しています。
ドル円も一時108.65円付近まで上昇するなどドルが買われる流れは強いです。
ただこれ以上買われるかという問いに対しては流動的です。
世界経済の回復やFRBが低金利政策の維持で信認を取り戻すことを背景に、ドルはいづれ下落するはずとの見方も出てきています。
まとめ
現在の力強いドル高基調はどこまで続くのかということはトレーダーにとっては最大の関心事です。
このままドル高が続くとは思えないという理性的な判断と、この強いトレンドにのって利益狙いたいという思いが交錯する相場となってきそうです。
ポイントを握るのはアメリカの債券利回りだと個人的には考えています。

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