新型コロナウイルスの抑え込みの成功例としてはニュージーランドがあげられます。
ニュージーランドは3月に実施されたロックダウンなども解除されており、ニュージーランドは経済活動の正常化がすすめられている状況で、アフターコロナの動きとして注目があつまっています。
そんなニュージーランド経済とニュージーランドドルの動きについて考察していきます。
オーストラリアとは対照的なコロナ感染状況
ニュージーランド4月後半に一日当たりの感染数が10名を割り込むと、5月後半から24日間連続での新規感染者数ゼロを記録しています。
直近でも海外からの帰国者の中から一日数名の感染者が出るだけという状況が続いており、 NZは新型コロナウイルスの国内での感染拡大の抑え込みに成功しています。
一方お隣のオーストラリアでは、ビクトリア州を中心に感染拡大が広がり、同州メルボルン都市部で夜間の外出禁止、日中も不要不急の外出禁止などを含むロックダウンステージ4が発令されるなど、厳しい状況が見られることとは対照的です。
とはいえニュージーランド経済にコロナウイルスが与えたダメージとしては第1四半期GDPは前期比-1.6%、前年比-0.2%とともにマイナス成長となるなど厳しい状況です。
こうした状況を受けてニュージーランド中銀は積極的な緩和を実施してきました。3月に臨時政策会合を開き、0.75%の緊急利下げを実施し、同国にとって史上最低水準を更新する0.25%まで政策金利を引き下げました。
また、少なくとも12カ月は利上げを実施しないと声明で表明しました。
さらに量的緩和に踏み切り、3月23日に300億ニュージーランドドルの国債買い入れを行い、さらに4月には30億ニュージーランドドルの地方債買い入れを追加する動きを見せ、5月13日の理事会では量的緩和規模を当初の倍となる600億ニュージーランドドルまで引き上げました。
まとめ
ニュージーランド中銀の積極的な動きもあり、市場にはようやくリスクオンの考え方が出てきたようです。
現在ニュージーランドドル/円のチャートは70円の攻防といった様相ですが、ニュージーランドドルに注目が集まっていることは間違いありません。
そのため資金の流入も期待され、大相場となる可能性も秘めています。
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