新型コロナウイルスの影響と経済再開の期待感が入り混じる投資家心理の中でなかなか方向感が出てこないドル円相場ですが、大台であった107円をあっさりと割り込み、ややドルが売られる相場環境となってきました。
ここまでほぼ動きがなかったドル円ですが、ようやく重い腰を上げてきた印象です。
リスク選好のドル売りの要因としては?

市場では「有事のドル買い」現象が前提として発生していましたが、アメリカ株価市場の好調さや新型コロナウイルスの抗ウイルス薬の開発情報などによってリスク選好のドル売りへとシフトしてきました。
ただ感染第2波への懸念の綱引きの状態の中、フロリダ州、テキサス州、カリフォルニア州でのウイルス感染による死亡者数が過去最多になっており、次第に警戒感が高まって来ているようです。
そのためそれほど極端な動きではありませんが、一時期の硬直した相場ではなくなってきました。
一方では日本の機関投資家などのドル買いも期待できそうな展開ですが、全体的なドル売りの流れに押されている。
107円の水準をあっさり割り込んだことで買いの勢力の勢いも衰えています。
今後の展開としては基本的には感染拡大と経済再開への期待感の綱引き展開が予想されます。
まとめ

日本では一番人気のある取引ペアであるドルと円の為替取引ですが、一時期は相場が硬直し値幅が出来ずにFXとしては取引しにくい状態になっていました。
しかし大台を突破したことで、相場が動き出す公算が高くなってきました。
そのため個人投資家としてもチャンスがあるペアになりつつあります。シナリオとしては感染拡大と経済再開への期待感の綱引きがメインシナリオですが、新型コロナウイルスの治療薬の開発のニュースには気を使うべきだと思います。
株式相場がその関連ニュースには敏感に反応していますし、株価が変化すればそれに引っ張られ、為替相場が動く展開が続いています。

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