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パウエル議長はどんな人?経歴から考える 前編

先日、FRBの議長に前任のパウエル氏が再任されました。

パウエル氏が再任されるのか、就任が噂されたブレイナード氏か市場は注目していましたが、既定路線通りパウエル氏が再任された形です。

今回はパウエル氏が一体どういった人物なのかパウエル氏の経歴から考えていきたいと思います。

FRB議長の方向性

そもそもFRBとは連邦準備制度は、アメリカ合衆国の中央銀行制度です。

その議長を務めるという事はその人物の考え方が金融政策に反映されると考えるのが自然です。

これまでの歴代FRB議長の動きも振り返っていきます。

まずはカーター、レーガン大統領の政権下でFRB議長を務めた「ポール・ボルカー」です。

1976年のFRB議長就任時、第二次石油ショックの影響で米国の物価上昇率は10%にも達していました。

この激しいインフレ率を抑えるため、金融引き締めを行いインフレを抑制しこの政策は「ボルカーのインフレ退治」と呼ばれています。

次に1987年から2006年にわたって5期もFRB議長を務めた「アラン・グリーンスパン」です。

この人物は言葉巧みでカリスマ性があり市場とのコミュニケーションに長けた人物でした。

就任後2カ月でブラックマンデーが発生しますが、即座にグリーンスパン議長は「FRBは流動性を提供する準備ができている」と発表し市場の混乱収束に寄与しています。

この次にFRB議長になったのは「ベン・バーナンキ」です。

2006年から2014年の間FRB議長を務めました。

この人物はまさに剛腕と言える人物で2008年に起きた世界金融危機の際には一気に金利引き下げを行い、アメリカは史上初0金利政策を導入しました。

そしてパウエル氏の前任となったのが史上初の女性議長となった「ジャネット・イエレン」です。この人物の功績としては緩和の出口政策です。

市場の反応を確認しつつ、透明性のあるFRBをアピールし緩やかな出口戦略を達成しました。

日本では一部では「イエレンちゃん」などと親しみを込めて言われています。


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