今回はFXの投資戦略として重要になってくるリスクリワードについて解説していきます。
「そもそもリスクリワードとは？」という方や「そんなこと考えたことない！」という方にもこの記事を読めば、リスクリワードを意識ながらの効率の良いトレードを行うことが可能になります。
リスクリワードとは？
そもそもリスクリワードとは何かという事ですが、「利益確定の幅と損切り幅」のことをいいます。
例えば、利益が１万円、損失も１万円ならリスクリワードは１：１です。利益が２万円、損失が１万円の場合は１：２となります。
実際にFXトレードでは、「コツコツドカン」という言葉のようにコツコツの利益を積み上げるものの、ドカンと大きな損失を出してしまい、最終的には資産を減らしてしまう事はかなりあります。
FXトレードにおいて勝率を高く維持することも大切ですが、利大損小のように小さく負けて大きく勝つということも大切です。
すべてのトレードで勝利することは不可能ですが、「負けたトレードでの損失を最小限に、勝ったトレードでは利益を最大限に」というのは永遠のテーマでもあります。
リスクリワードの計算方法は「勝ちトレードの平均利益」÷「負けトレードの平均損失」の計算式で算出できます。
リスクリワードは１：３が一般的に理想的であると言われています。リスクリワードの値が３を下回らなければ勝率が２５パーセントを下回らない限り総トレードで計算するとプラスになるからです。
ただこれに関しても個人のトレードスタイルによるところも大きく、どの数値が絶対的に正しいというわけではありません。
ただ後からトレード成績を振り返るときに、計算してみると自分がどういった傾向があるのか把握することが出来るようになります。
ここで重要になってくるのは「良いタイミングでエントリーすることが出来そうだ」と思っても取引量を大きくしないことです。
なぜなら人間の心理というものは自分が思っている以上に繊細で、トレードは心理状態に大きく左右される傾向があるからです。
自分のトレード傾向を探るという意味でリスクリワードは重要です。
現状トレードが上手くいっていないと思っているトレーダーは自分のリスクリワードを計算してみることをおススメします。
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