世界的な資源価格の上昇を受けて、資源国家の通貨の代表格であるオーストラリアドルと南アフリカのランドに注目が集まっています。
特に南アフリカは金やプラチナの一大輸出国であり、この流れは非常に追い風になるものとみられます。
今回は資源価格と為替の反応について考察していきます。
資源価格の上昇は景気回復への伏線?

ここのところ資源価格の上昇が見られます。
景気回復局面での生産活動の回復によって資源の消費量が増えるのではないかという見通しや世界的な資金余剰により株価やコモディティ価格に投機が行われているという構図です。
こういった状況で恩恵を受けるのは資源国家で、今回取り上げるオーストラリアと南アフリカです。
オーストラリアは鉄鉱石や石炭の一大輸出国家で、景気回復の生産活動の再開によってこれらの資源の取引が活発になるという期待が、オーストラリアドルを支える要因となっています。
国内的には10-12月期賃金指数が最も注目されており、賃金の上昇が順調に見受けられるのかという点がポイントです。
南アフリカはプラチナの供給量の7割を南アフリカが占めているおり、プラチナ価格の上昇は恩恵となります。
世界的な資金余剰の投資先として、このままコモディティ価格が堅調に推移した場合はランドが値崩れするという展開は考えにくいです。
国内的には南アフリカ政府が発表する予算案にも注目が集まっています。
まとめ
世界的な景気回復局面という判断を受けて、資源価格に先回りして資金が集まっている印象です。
実体経済よりは過剰評価されているという印象は否めませんが、それでも価格が上昇していることが追い風になる国も存在することも事実です。
トレーダーとしては資源価格にも注目しつつ、為替レートをチェックするという展開になりそうです。
特に南アフリカはコモディティ価格に左右されやすい経済構造であるため警戒度を一段上げて対応したいところです。

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