ユーロを統括するECBのラガルド総裁の発言が市場に影響を与えています。
ECB理事会後の発言であり、今後のユーロ市場を占う意味でも非常にトレーダーに注目されています。
今回はECBの動向とラガルド総裁の発言をフォーカスしていきます。
ユーロとドルとECB

市場では金融緩和政策によってインフレ期待が高まっており、米国債利回りに急ピッチな上昇が見られています。
ただそれによって長期金利の急ピッチな上昇が株式市場などに影を落としているとの声も上がってきています。
ラガルド総裁は「ECBは長期債の動向を注意深く見ている」と述べており、債券利回りもチェックの対象であることを強くアピールしています。
トレーダーが気になる為替レートの動向についてですが、このテーマに関しては「為替レートの動向が中期的なインフレ見通しに与える影響について引き続き注視していく。
全ての政策手段は調整可能で、いかなる選択肢も排除されていない。」と述べており、その背景には大規模な量的緩和(QE)の維持しつつも、それによって為替レートが大きく動くことは好ましくないという考えが透けて見えます。
ECBは新型コロナウイルスの対応として、資産買い入れなどの市場に資金を直接注入する方法を取り、政策金利については据え置いてきました。
もしも為替レートが激しく動くようならば、政策金利の変更という手段を取ってくるかもしれません。
まとめ
ヨーロッパ圏の経済ニュースとしては欧州連合(EU)と英国の将来の関係を巡る合意、新型コロナワクチンの接種開始などポジティブなニュースが目立ってきています。
ECBとしては順調な景気回復へ向けて為替レートを安定させるという事に対する意識は非常に強いものと思われます。
為替レートの安定のために今後も積極的な口先介入を行ってくる可能性は非常に高いです。
個人トレーダーとしては、世界の基軸通貨の一つであるユーロであるだけに影響力は大きいです。特にユーロドルの相場場状況には気を配る展開が続きそうです。

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