トルコリラは対ドルで過去最安値に下落しました。
その引き金となったのはエルドアン大統領の発言です。
トルコではエルドアン大統領の強権的な政府運営が続いており、発行するリラも影響を受けています。
今回はトルコの政治情勢とトルコリラにフォーカスしていきます。
エルドアン大統領の政策とインフレ懸念
トルコでは急速な経済発展によって高い経済成長率を続けてきました。
それによって所得が増えたことによるインフレが進行しています。
金融の基本として、景気刺激策としては政策金利を引き下げる金融緩和、その逆にインフレを抑制する際などには政策金利を引き上げる金融引き締めが行われます。
これらの政策は市場に流れるお金の量をコントロールすることで、経済を良い状態に導こうというものです。
トルコの政治形態としてエルドアン大統領の独裁とも言える状況が続いています。
つまりはエルドアン大統領の意向が良くも悪くも反映される状況です。
エルドアン大統領はイスラム金融の考え方強い人物で、イスラム金融では金利を取ることは悪とされます。
その考え方が反映され、利下げが必要との見解を示し、この問題について同日に中央銀行総裁と協議したということです。
現実的に金利引き下げとなればインフレが進行するというのが金融界の常識であり、市場に流れるリラの量が増えるためリラの価格が下がったということです。
トルコは新興国通貨としてリスクをはらんでいますが、まさしく政治的なリスクが顕著になった印象です。
まとめ
「7月、8月に金利が低下し始める必要がある」との発言もあり、金利引き下げとなる可能性はあります。
これまでも政策金利の問題でエルドアン大統領は自身の持論を強行してきた事例があります。
新興国通貨は全般としてリスクは高いのですが、トルコは政治的なリスクがかなり目立ちます。
またリーダーの独裁的な動きを嫌う市場関係者も多く、リラが売られる流れは強いとみるのが一般的です。
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