トルコは次世代の成長国として注目を集める国です。
高いポテンシャルを秘めており、高い経済成長率を誇っている国です。
2020年はコロナウイルスの影響を受けつつも、プラス成長を達成しています。今回はそんなトルコについて考察していきます。
アメリカ金利上昇とトルコ
トルコの第4四半期GDPは、前年比でプラス5.9%の成長となり、2020年通期のGDP成長率はプラス1.8%となりました。
GDP統計の信憑性を問う声もありますが、数字が正しければ、トルコは2020年をプラス成長で終えた数少ない国のひとつです。
ただトルコリラベースでGDPが増えたのに対して、トルコリラが下落したため、アメリカドル建てではGDPが縮小しています。

特に1人当たりのGDPは8599ドルになり、ミドルインカムの節目とされる1万ドルから大きく後退しています。
これはトルコ国民の購買力を低下させ、インフレ圧力を上昇させている要因のひとつです。アメリカドルが新興国に与える影響は非常に大きいものがあります。
アメリカの話題としてはここのところアメリカ債券の金利が上昇していることです。
これによってグローバル市場全体のリスクオフになっています。
リスクオフ市場となるとまず資金が引き上げられるのはトルコを含む新興国です。
これはトルコ経済単体の問題では無いのですが、2020年11月以降、ずっと上昇していた新興国通貨から資金が急速に流出してします。
これによってリラが売られ下落するという現象が見られます。
まとめ
トルコリラのような新興国通貨はある意味もっとも景気に敏感な通貨かもしれません。
グローバル市場で注目されるのはやはりアメリカの動きであり、直近はアメリカの動きが他国な通貨を動かすというケースも良く見られます。
そのためトルコのような新興国は特有の新興国リスクとアメリカとの関係性や動きを見ていくという戦略が重要です。
結果としてボラティリティが大きくなりやすいため、大きな利益が狙える通貨でもありますがその分リスクもありますので慎重な取り扱いが必要です。

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