トルコはエルドアン大統領の強権が非常に目立つ国です。
エルドアン大統領はイスラム金融の考え方が強く、「金利を取ることは悪である」という考え方が強いです。
トルコではインフレが進行していますが、それでも金利を下げるという政策を実行に移しています。今回はそんなトルコについてフォーカスしていきます。
トルコの利下げ
トルコ中央銀行は金融政策決定会合を開き、主要政策金利の1週間物レポ金利を年18%から16%に引き下げると決定しました。
インフレ傾向が見られるトルコ経済では逆の政策となっています。
景気刺激を優先するエルドアン大統領が利下げを求めており、意に沿わない中銀総裁を過去2年半で3度交代させ、今月は副総裁2人を含む決定会合メンバー3人を更迭しています。
エルドアン大統領の強権が発動して、メンバーを更迭して利下げを実行するということで市場から、トルコ経済と金融について不透明感が非常に目立つ展開となっています。市場としてはトルコリラ売りという形で反応を見せています。
リラは1ドル=9.75リラと過去最安値を付けており、年初来では約24%下落しています。
さらにトルコではエルドアン大統領が23日、欧米など10カ国の駐トルコ大使を追放するよう外務省に指示したと述べています。
これによって欧米社会との関係性はかなり冷え込む可能性が高く、さらにトルコリラが売られるという流れになりそうです。
まとめ
トルコではエルドアン大統領の強権が市場に悪影響を与える展開が続いています。
金融政策については利下げは9月に続き2会合連続で実行、トルコ中央銀行のメンバーを更迭、さらには駐トルコ大使を追放する指示などネガティブなニュースが続いています。
トレーダーとしては、エルドアン大統領が実権を握り続ける限り、トルコ浮上のきっかけはつかめないかもしれません。
ともかくトルコリラに関しては売り目線でのシナリオがかなり有力と言えます。

LINE登録者限定でBO勝率インジや 便利系インジ配布していきます。 またFXのインジも今後作成していく予定です。 LINE登録者には利益になるよう考えていきます!!