イギリス政府はコロナ規制を完全に撤廃してから、コロナの感染は拡大ペースを急速に上げてはいないものの、拡大傾向は維持されています。
ただ経済を完全にアクセル状態としているため経済指標や雇用情勢には注目を集めています。
イギリスの雇用データ
イギリスでは最近一週間の人口100万人当たりの新規感染者数は4000人弱と引き続き世界で感染密度が最も深刻な国です。
景気回復期待と感染拡大への警戒感が交錯しています。
イギリスは今月に金融政策会合を控え、雇用と物価のデータが注目されます。
7月の雇用データでは就業者数が6月から18.2万人増加し、給与の伸びも過去最高を記録するなど非常に経済状態は良い状態に持ってきていると言えそうです。
とくに雇用が強くなっている点は非常に強調できるポイントです。
近年は、中央銀行は雇用を非常に重視する姿勢を見せており、雇用が強いという事は中央銀行としても強気な政策を取りやすい環境になるということです。
8月の金融政策会合では物価上昇は一時的との見方を維持するも、今後の英経済が予想通りに進展した場合、予測期間中に「ある程度の緩やかな引き締めが必要になる」との見解が示されていました。
つまりはテーパリングの可能性もあるということです。
最後にジョンソン首相は労働者と企業、株主らを対象とした増税計画を明らかにしましたが、これは国民からの反発が大きそうです。
ジョンソン政権の求心力が弱まれば、今後政治的混乱に陥る可能性もあり、これはイギリスにとっては良い材料とは言えません。
為替相場としては、コロナウイルスへのリスクと経済面の良い指標期待で、リスクオフ・オン思惑が入り混じり方向感が出てきません。
ポンドらしい相場環境と言えそうです。
まとめ
イギリスは現在、期待と不安が入り混じる状態と言えそうです。
それだけにトレーダーにとっては難しい通貨と言えそうですが、これがポンドらしいとも言えそうです。
短期的にはテクニカルな要素も重視していきたい局面です。
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