新型コロナウイルスの流行第2波に対する警戒感が強まってきています。
世界的な第2波の流行拡大を受けての動きで信用力の高い「ドル買い」につながってきています。
今回はその流れについて考察していきます。
第2波拡大は止められない流れか?

経済再開を強く推し進めてきたアメリカでも第2波感染の拡大が顕著になってきました。
テキサス、フロリダ、アリゾナなどの一部の州で感染者数が急増しており、ドイツなど他国でもその傾向が見られています。
この流れは世界的に広まる懸念も大きくなっており、国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のファウチ所長らの専門家がきのう、議会委員会に臨み、一部で「憂慮すべき急増」がみられると証言しました。
新たな流行を抑えるうえで、今後数日間が重要だと述べていたことも、リスク回避の雰囲気となりました。
そういった動きの中で、為替相場の顕著な動きとしては「ドル買い」です。
ドル円相場では106円台半ばまで下落していたドル円は買い戻しが優勢となり107円台に乗せる動きを見せました。

ユーロドルの相場も戻り売りが優勢となり、1.12ドル台半ばまで下落しています。
リスク要因が意識される展開となれば、より信用力の高い通貨が人気となるのは当然の流れと言えます。
それだけに今後の新型コロナウイルスの動向次第ではさらに「ドルが買われる」動きが強くなることも考えられます。
そうなってくると苦しい展開となるのは相対的に信用度の低い新興国通貨です。また為替相場以外でも新興国からの資金の引き上げなどの懸念も出てきます。
まとめ

今後も新型コロナウイルスの感染については、為替相場においても中心的なニュースとして相場環境を大きく動かしそうです。
ただここまでの推移から、リスク意識が大きくなりリスクオフの流れとなれば信用力の高い通貨、すなわちドルが買われるというシナリオは基本シナリオとして考えるべきです。
その中でアメリカ経済の指標の結果などを加味していくという方向性が有効な相場環境と言えそうです。

LINE登録者限定でBO勝率インジや 便利系インジ配布していきます。 またFXのインジも今後作成していく予定です。 LINE登録者には利益になるよう考えていきます!!