ファンダメンタルズ

イタリアでドラギ首相誕生か?

欧州中央銀行(ECB)前総裁のマリオ・ドラギ氏はイタリアの主要政党の幾つかから支持を取り付け、新政権樹立に向かっています。

イタリア経済は中長期的にみると低成長が続いており、他のユーロ圏諸国と比べると出遅れ感が否めない状況ですが、そこに経済的な知見が豊かなドラギ氏が首相になることに対する期待が高まっています。

今回はユーロとイタリアというテーマで考察していきます。

ユーロとイタリア

連立パートナーの離反でコンテ政権が倒れ新たな連立がまとまらない中で、マッタレッラ大統領はドラギ氏に次期政権を託した形です。

イタリアの課題としては新型コロナウイルス危機とそれに伴う不況からの脱却です。

欧州連合(EU)から受け取る2000億ユーロ(約25兆4000億円)の復興支援金の使途で政治的合意をまとめることも必要があります。

気になる財政については、プライマリー収支はグローバル経済金融危機後の 2009 年を除き、黒字を維持しており、コロナウイルス危機から脱却が当面の課題です。

市場としてはドラギ首相誕生への動きに対しては好感を持っています。

イタリア債が買われていることもユーロをサポートしている要因の一つです。

ECBの直近の購入データからは、ECBが資産購入を拡大することなく、イタリア国債の利回りが比較的安定していたことは非常に健全な兆候です。

まとめ

ユーロは連合体であるため、その一部国家での財政危機などは、ユーロ全体の評価を落とすことになります。

それが2009年の財政危機の本質です。

そのためイタリアで経済的な見識が深い人物が政治リーダーとなることは歓迎といった雰囲気です。

ドラギ氏は欧州中央銀行(ECB)前総裁であるため、ECBとのつながりも深く、そういった意味でもイタリア経済にはプラスに働く可能性も秘めています。

ユーロドルは買い戻しが強まり、一時1.21ドル台まで買い戻される場面もあり、この動きの動向に注目したい局面です。


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