アメリカ経済の状態を見る上で重要になってくる雇用統計の発表を控えて、為替相場ではポジション調整の局面が続いています。
その中で相対的な評価でユーロの評価が高まってきています。今回はアメリカの雇用状態とユーロ相場について考察していきます。
アメリカの雇用の伸びはイマイチ・・・
新型コロナウイルスの感染拡大影響で、歴史的な失業率となったアメリカ経済ですが新規受注などは旺盛な数字を示していますが、雇用に関しては,立ち遅れ感が目立っています。
雇用統計に先だって発表されたADP雇用統計では、雇用増加数は42.8万人と予想を大きく下回る内容となりました。
感染第2波が拡大する中で企業が採用に慎重になっている気配もうかがえる内容です。
経済の本丸ともいえる雇用の回復が上手くいってないことは、アメリカ経済にとってはリスク要因です。
そうなると相対的に注目が集まるのはユーロです。ユーロドル相場は、大きな心理的節目である1.20ドル台に到達し、達成感による急速に戻り売りに押されていました。
市場では1.20ドル台に上昇するとECBがけん制を強めてくるとの見方も広がっていたが、レーンECB専務理事が「ECBは為替レートを目標にしていないが、ユーロドルのレートは重要な問題」と述べていたことに敏感に反応したということも考えられます。
ただECBが追加緩和を実施しても、ユーロドルの下げには繋がらないとの見方も出てきています。
1999年のユーロ発足以来の概ね平均水準に戻っているだけで、ECBがユーロ安を誘導するような緩和策はできないという見方もあります。
まとめ
ユーロドルの相場も個人的にはイニシアチブを握るのはアメリカ経済だと思っています。
アメリカ経済のニュースによって相場が動く展開は変わらないと感じていますので、個人投資家としてはアメリカの雇用統計の数字には大注目したいところです。
シナリオとしてはこのままドル安という流れが可能性としては高いと感じています。
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