ファンダメンタルズ

両者とも爆弾を抱えるヨーロッパとアメリカ

為替の世界においてアメリカが発行する「ドル」とヨーロッパ連合(EU)が発行する「ユーロ」は2大巨頭といえる存在です。

しかし現状は両者とも爆弾と呼べるようなリスク要因を抱えています。

今回はこの2つのリスク要因について考察していきます。

相場的にはお互いに正念場

今年の前半は新型コロナウイルス一色の相場環境でしたが、ここにきて新型コロナウイルスから話題が移りつつあります。

まずアメリカですが、これはアメリカのリーダーを選出するアメリカ大統領選挙を控えています。

共和党のトランプ大統領VS民主党のバイデン候補の選挙戦となっています。

この選挙戦は接戦になることが見込まれており、最終的には法廷闘争になることも意識されており一筋縄ではいかない情勢です。

ただ現状の一般的な見方としてはややバイデン氏有利の報道がされておりますが、リードはわずかで選挙戦は激戦となりそうです。

ヨーロッパで火花を散らしているのは「EUとイギリス」です。イギリスはEU離脱を国民投票で決定しており、EUを離脱するにあたっての交渉をEUと行っています。

イギリス側としてはEUからの離脱における良い条件を引き出したいという思惑とEU側としてはイギリスに続く国が簡単に出てきてほしくないという思惑から、厳しい条件を突き付けています。

両社の溝は大きく、このまま「合意なき離脱」となってしまうことも相場は意識する展開となってきています。

このようにアメリカもEUもリスク要因を抱えており、現状相場の動きとしては静かになってきています。

まとめ

アメリカもEUもリスク要因を抱えているため、相場の大きな動きへ向けてエネルギーをためている状態とも見受けられます。

それぞれの問題が決着がついた瞬間に為替相場も大きく動いてくることも十分考えられる局面です。

そのため個人投資家としては「トレンドが動き出してからトレンドに乗る」という後追い戦略でも十分利益を狙っていけそうです。

逆にそれまではあまり動かないことが予想されるため、ユーロドル以外の通貨に目を向けることもよさそうです。


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