新型コロナウイルスの感染拡大によって、世界的な危機と呼べる状況の社会情勢でしたが、ワクチン開発とその接種によって世界は落ち着きを取り戻しつつあります。
特にヨーロッパ地域においては何度もロックダウンを繰り返すなど非常に経済的に厳しい状況となっていましたが、ようやく回復の兆しを見せています。
今回はそんなヨーロッパ、つまりはユーロ市場について考察していきます。
ヨーロッパのワクチン事情

ヨーロッパではイギリスが積極的なワクチン接種が目立つ中で、景気回復への期待感が強まっています。
欧州委員会は地域の人口のほとんどが6月末までにワクチン接種を受けるだろうと述べており、その結果として通常の経済活動の再開が見込まれています。
しかしながらこのワクチン接種には「アストラゼネカ社製ワクチン」の接種がポイントとなってきそうです。
欧州医薬品庁は同ワクチンと血栓症には関連性がある可能性を指摘しており、「恩恵はリスクを上回る」との認識は変更していないものの、ワクチン接種には抵抗が出てきそうです。
特にフランスなどは懸念を示しています。
一方で積極的に接種に動いているのはイギリスです。
イギリスはEU離脱からある意味自力で経済を動かしていかなければならない立場となりました。
だからこそイギリス政府はワクチン接種と早期の経済再開を目指して精力的な動きが目立ちます。
これらの事情から為替相場として注目したいのはポンドです。2020年はEU離脱問題などで厳しい評価となっていましたが、確実に取り巻く状況は良化しています。
それに呼応するようにポンドの上昇は目立っています。
まとめ
ヨーロッパ全土で景気回復は見られるものの、最も注目されているのはイギリスポンドという構図になってきそうです。
ただ世界的にワクチン接種が広まれば、相対的にイギリスの優位性は薄れてくることが考えられます。
ただ短期的にはイギリスポンドの強さに注目する市場となっていきそうです。

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