先日アメリカの雇用統計が発表されました。
結果としては市場の予想を上回るものだったと言えると思います。
世界経済の回復への期待は、期待感から実感へと変わりつつあり、為替相場も潮目を迎えている状況です。
これらの状況を受けてドルが買われる展開が予想されましたが110円を割る流れとなりました。
今回はそんなドル円相場について考察していきます。
ドル高お腹一杯?

ドル円は一時110円を割り込む場面がみられましたが、ドル売りを誘発するような材料は見られませんでした。
3月のアメリカ雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が2020年8月以来の91.6万人増加したほか、失業率も6%まで低下するなど予想以上に強い内容であり、「アメリカ経済の復活」を印象付けるものでした。
3月のISM非製造業景気指数も予想を大きく上回り、統計開始以来の高水準であり今後の回復スピードにも期待できる内容であったため、セオリーで言えばアメリカドルが買われる流れとなるはずでした。
しかし年始からドル高トレンドが続いており、ポジションが積みあがっていることもあり新規のドル買いは見られず、逆に利益確定のドル売りも見られました。

世界経済の回復基調もあり、ドルだけでなくユーロの買い戻しにも動いている印象であり、今後は対ユーロでドルがどう動くのか注目されます。
またドル円の110円は心理的な節目にもあたり、上昇トレンドですが一旦エネルギーを溜めているとも考えられます。
まとめ
為替相場は相対性で動く相場であり、稀にセオリーとは違う動きを一時的に見せることもあります。
ただ基本線としてはこれまでのトレンド継続となる可能性が高く、アメリカ経済がここで失速する要因も見当たらないのが正直なところです。
個人トレーダーとしては押し目買いというスタンスでドル円相場に臨むのが正解だと思います。
逆にドル円以外の動いている相場に目を向けるのも良さそうです。

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