ファンダメンタルズ

山場を迎えたEU離脱交渉

イギリスとEU離脱の交渉が山場を迎えています。

どちらも頑なに譲歩を拒む現状ですが、交渉の結果がどうなるのか、世界中の金融関係者の注目の的となっています。

イギリス側のジョンソン首相は交渉期限を設けており、ここまでに決着できなければ「合意なき離脱」もやむなしというスタンスを取っています。

今後のポンド、ユーロ市場について考察していきます。

現実的になってきた合意なき離脱

合意なき離脱が現実的な選択肢として、存在感を増していますが「合意なき離脱」が発生した場合、イギリスが今までEUの単一市場に所属していたため存在しなかった、輸入や輸出における税関の手続きなどが発生するなどして、企業や市民の生活にも大きく悪影響を与える可能性があります。

これは大きな問題で、イギリスは食品や日用品を輸入に頼っているという現状があります。そのため単純にイギリス経済の足を引っ張るという公算が高いのです。

合意なき離脱となった場合、イギリスとEUが貿易をする際に、今までに必要なかった「関税」がかかるということやこの問題はEU以外の国にも派生します。

たとえば日本はEUと「EPA(経済連携協定)」を結んでいます。

これまではイギリスとの貿易にも適用されており、2020年12月31日までの移行期間中もイギリスとやり取りする輸出入品に日本とEUのEPAに準じた税率が適用される予定です。

こういった貿易協定にも変化が生じてきます。為替相場としてはポンドの評価が気になるところです。

ポンドとユーロではユーロの方が経済基盤として大きいため、ポンドが買われる展開になるのが予想されます。

イギリスとEUが交渉決裂となれば、資金の流れが一気にユーロに流れ込むことが一般的には予想されます。

まとめ

イギリスとEUの関係性はイギリスの離脱によって一気に冷え込むことは確実で、離脱交渉が決裂することも十分現実的になってきました。

この動きについてはトレーダーにとってはある意味ではチャンスと捉え、ポジションを取ってくる投資家も多いです。

ある意味投機的な動きで、短期間で大きな利益を狙うハイリスクな投資家にはチャンスな相場ともいえるかもしれません。


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