オーストラリアドルは神経質な展開となっていきそうです。
直近では準備銀行(RBA)理事会が開催され、RBAの金融安定報告が発表されます。
オーストラリアでは堅調な経済指標が目立ってきており、経済としては上向きの様相ですが、対外要因としては気になる要因も出てきています。今回はオーストラリアドルの展望を解説していきます。
国内経済は堅調も懸念は対外要因
オーストラリアの国内経済状態としては上向きです。
2月の失業率は5.8%と1月の6.4%から大幅に改善しており、最も重要視される雇用面での進展が伺えます。
3月のRBA理事会は雇用に関し、「賃金の伸びを現在よりも大幅に高める必要があり、そのためには雇用が大幅に増加し、引き締まった労働市場に戻ることが必要」とし、これからも労働市場を重要視していることが明確です。
雇用の改善によってRBAの声明変更につながるか注目されます。
金利上昇に対してどのようなスタンスを取るのかは今後のオーストラリアドルにとっては重要なポイントです。
懸念材料としては対中国関係です。
WHOによるコロナウイルスの起源調査についてオーストラリアを含めた14カ国が「著しい遅れ、オリジナルやサンプルへのアクセスの欠如がある」と非難する共同声明を発表しています。

中国はこの問題について一貫して否定しており、オーストラリアと中国の関係性が悪化することが懸念されます。
中国との関係性は悪化の一途をたどっており、経済的には縁が深いだけに大きな火種となりかねません。
まとめ
世界的なアフターコロナの経済成長を見込む機運に乗りつつあるのがオーストラリアです。
国内の消費や雇用の回復は単純にポジティブな要素として捉える事が出来ます。ただ中国との関係性については暗雲が立ち込めています。
オーストラリア政府は中国に対して厳しい態度を鮮明にしており、中国批判の筆頭国家となりつつあります。
今後は経済面と政治的スタンスの両立が課題となってきそうです。

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