ファンダメンタルズ

コロナ封じ込めに成功しつつあるオーストラリア

コロナウイルスの封じ込めとそのあとの動きについて活発な議論が交わされるようになってきましたが、そのなかでも存在感を放つのが「オーストラリア」です。

日本が10万円給付についても、スピード感をもっての給付とはいかないもたつきが目立つ中、オーストラリアでは第2、第3の経済対策が矢継ぎ早に行われてきています。

今回はそんなオーストラリアにフォーカスを当てていきます。

市場に響くオーストラリアの経済対策

市場に対して的確にアクションを示せているオーストリアですが、コロナウイルスによる経済への影響が決して小さいわけではありません。

オーストラリア統計局が発表した第1・四半期の実質国内総生産(GDP)は前期比0.3%減と、9年ぶりのマイナス成長となっっています。

この指標からも厳しい経済状況がうかがえますが、オーストラリア政府も手をこまねいているわけではありません。

オーストラリア政府は新たな景気刺激策として、新しい住居の購入や住宅の改築にあたって2万5000豪ドルの助成金を今年末まで支払うことを決定し、消費を促す方向での経済刺激策を打ち出しました。

そのほかにも為替の世界では今までオーストラリアは高金利政策を続けてきましたが、政策金利を過去最低の0.25%へ引き下げ通貨の流通量を増やして、経済の活性化を狙った政策を打ち出しています。

その成果もあって、オーストラリア/円のチャートでは非常にオーストラリアドルが買われるチャートとなっており、1オーストラリアドル=75円台にまで円安が進んでいます。

それだけオーストラリアの経済政策が市場関係者の心をつかむものであるということの裏返しだと思います。

まとめ

オーストラリアと日本の政府の動きとして決定的に違うのはスピード感です。

対応速度の違いがそのまま市場関係者の期待感となってこのような結果を生んでいます。

今後はオーストラリア経済の実態状況を示す指標がどういった数字を示すのか注目です。

4月のオーストラリアの貿易収支については若干ですが、予想を上回り市場の期待感を削がない結果となっています。


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