ファンダメンタルズ

追加緩和へ向けた動きを見せるか?オーストラリア

ビクトリア州での新型コロナウイルス感染拡大の動きが続き、経済の回復に遅れが出てきているオーストラリアです。

経済回復へ加速させるためにも、オーストラリア中銀としても「追加緩和」が見えてくるところです。

今回はオーストラリア経済とオーストラリアドルの動きについて考察していきます。

積極的な緩和を期待されるオーストラリア

オーストラリア経済は新型コロナウイルスの影響からの回復は非常にスローです。

2日に発表された8月の豪小売売上高がほぼ予想通りとは言え-4.0%と7月の+3.2%、6月の+2.7%から大きく落ち込み、特にビクトリア州で-12.6%と相当厳しい数字を記録したことなどなかなか厳しいと言えます。

対外的にも蜜月関係であった中国との関係性もこじれており、経済的に明るい見通しはなかなか見出せません。
そんな中で期待されているのが追加緩和です。

オーストラリア中銀のデベル副総裁が、為替介入やマイナス金利導入など、あらゆる選択肢を精査していると発言するなど追加緩和へ向けた動きも見られます。

次回のオーストラリア中銀金融政策理事会では政策金利据え置きとの見通しが濃厚ですが、年内には引き下げあるいはマイナス金利導入ということもあり得るかもしれません。

為替相場としては声明などで通貨緩和への姿勢を強く示してくる可能性は十分にありそうで、オーストラリアドルにとっては売り材料として意識されてきそうです。

まとめ

オーストラリア経済は回復への道筋は厳しいものがありますが、だからこそオーストラリア中銀もなにかしらのアクションは取ってきそうです。

オセアニア地域の中核であるオーストラリアの浮上は、オセアニア、ひいてはアジア地域の経済回復のかぎになってきそうです。

トレーダーとしてはオーストラリア中銀の動きを見たい局面ではありますが、将来的にアクションを起こしてくることはほぼ確実で、長期的なポジションを考えてみても良いかもしれません。


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