ユーロが買われる展開がここのところ続いています。
ユーロ・円でも119円を付ける展開となっており、ユーロが買われています。
この動きは何が要因として考えれるのか考察していきます。
ポジティブな欧州時勢

ユーロが買われている動きとしてはまずはEUの新型コロナウイルス関する積極的な金融政策にあります。
「ユーロ基金」と呼ばれる新型コロナウイルスで打撃を受けた加盟国を支援するため、7500億ユーロ(約89兆円)の復興基金です。
財源は欧州委員会が事実上の共同債を初めて発行して調達し、基金の3分の2は、返済義務のない加盟国への補助金とされる見込みです。
市場としてはこの基金への期待感から大きくユーロが信頼性を取りもしているといった形です。
ただしこのユーロ基金は全加盟国と欧州議会の承認が必要となります。

支援の形や基金の規模を巡って加盟国の立場に相違は大きく、協議の難航は必至です。
もう一つの要因としては、アメリカが対中国との貿易問題が再浮上する中で相対的な安心感です。
中国全人代でも中国の譲歩が事実上なかったためこの問題による対立はさらに深くなると思われます。
そうなる場合にはアメリカよりもヨーロッパに資金が流れる流れとなりかねません。
まとめ

ユーロ・ドルでもユーロが買われる流れが出てきていますが、この流れは期待感だけによる流れという事は理解しておく必要があります。
ユーロ基金についてはまだ正式に承認されたわけではなく、議会での審議が難航必至である点や各国の立場の相違を乗り越えなくてはなりません。
とはいえアメリカが対中国という不安要素を抱えていますので短期的にはユーロ買いは続くものと思われます。
ただしユーロ基金がとん挫したときのショックや失望感による逆の動きには警戒しておくべきです。
個人投資家としてはヨーロッパに注目が集まっていることには間違いないので、ドイツ・フランス・イギリス、そしてEUのニュースに関しては注視しておく必要があります。

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