トルコは5月21日に5月の消費者信頼感指数を公表しました。5月の消費者信頼感指数は77.3となり、2019年5月以来の低水準でした。
トルコでは新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、喫緊の課題となっています。
今回はそんなトルコにフォーカスしていきます。
感染拡大深刻なトルコ

トルコの景気後退の要因として明確なのは新型コロナウイルスの感染拡大です。
トルコの感染者数は500万人を超え世界でも有数の感染者数となってしまいました。
発展途上国の共通の問題である衛星インフラの弱さが露呈した形です。
トルコ政府もこれ以上の感染拡大を抑え込むために、ワクチン接種を進めています。
トルコ政府は、中国のシノバック社製のワクチンを購入し、国民の約20%のワクチン接種が終了しています。
ただ中国のシノバック社製ワクチンは効果が低いとされており、どこまで感染を抑え込めるかは疑問です。

このままいけばトルコ経済の悪化は避けられず、雇用面でも失業率が上昇することは避けられません。
2021年1ー3月期の失業率が12.9%でしたが、それ以上となる見込みです。
悪化するトルコ経済を受けてトルコリラは売られる展開が続いています。
対円では13円を割ってしまいました。
しかしトルコ経済が持つポテンシャルから考えれば売られ過ぎの感も強いです。
長期的な視点で考えるならば買いポジションを立てるという戦略もアリかもしれません。
まとめ
トルコは経済発展目覚ましい国として、次世代を担う国として注目を集めてきました。
ただ直近は政情不安や新型コロナウイルスの感染拡大よって評価が非常に下がってきています。
それにつれて為替の評価も低下しています。
相対的には割安ともいえるのです。
トレーダーとしてはエルドアン大統領の動向など気になるリスクはありますが、世界的なアフターコロナの流れに乗ることが出来るか注目するべき国だと思います。
経済成長が戻れば一気に注目を集めるという展開もあるかもしれません。

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