カナダでは新型コロナウイルスの感染拡大が再スパークを迎えています。
対外的にもネガティブな材料が目立ちつつあり、カナダドルとしては上値を抑えられる展開が続きそうです。
今回はカナダドルの今後の相場について考察していきます。
感染拡大と原油価格
カナダで最大の人口を抱える東部オンタリオ州は州内の住民に4週間の自宅待機命令を下すなど厳しい状況が続いています。
新型コロナウイルスの変異ウイルスのまん延により感染拡大が続いており、トルドー加首相は「非常に深刻な」感染の第3波に見舞われており、病院で集中治療室(ICU)の病床が急速に埋まりつつあると警鐘を鳴らしています。
1日の新規感染者数は5000人を超える日もあり、感染が止まらない状況になっています。
対外的には原油価格が落ち着きを見せていることも資源国家カナダとしてはややネガティブな状況です。
金融政策においては量的緩和政策の出口戦略について発表されるのではという見通しも一部からは期待されましたが、ワクチン進展が鈍く、防疫策再強化への懸念も後退していないこともあり見送り論が強くなっています。
カナダは地理的にアメリカの影響を強く受けるため、アフターコロナの世界では存在感を示しそうですが、現状の国内事情としては厳しいといえます。
そのためカナダドルとしては上値は限定的となるという見方が大半を占めており、強気な見通しは出来ない状況です。
まとめ
カナダ国内での感染率は20~39歳までの年齢層で最も高い水準を記録していることが特徴的で、政府のコントロールが効きにくい世代の感染対策が課題です。
経済的には労働力として期待される年代であり、カナダ国内での経済指標などが心配される局面となってきました。
カナダ浮上のためにはやはり感染拡大を抑え込むことが非常に重要です。ワクチン接種率も低く、浮上のきっかけをつかむには厳しい状態です。
FXとしては下降シナリオをメインに捉えておきたい局面です。
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