アメリカ国債利回り上昇が話題となっていますが、国債の利回り上昇は世界的にも見られる現象です。
そんな中でECB理事会が行われます。
今回はECB理事会とそのあとのユーロの動きについて考察していきます。
気になるラガルド総裁発言
ECBでは、政策金利はここ6会合連続で据え置きが続いています。
量的緩和策については12月の会合で6月会合半年ぶりとなる追加緩和策としてパンデミック緊急債券購入プログラム(PEPP)を5000億ユーロ拡大し、1.85兆ユーロとしました。
ただ気になる要素としては国債の金利上昇です。
ドイツ10年国債利回りは年初に-0.6%台、2月初めの時点でも-0.5%台での推移となっていましたが、ここにきて一時-0.203%まで上昇しています。
さらにその他のユーロ圏諸国では、フランスが年初の-0.3%台から先月末に一時+0.06%とプラス圏に浮上するなど、利回りの上昇傾向が顕著となっています。
こうした金利の上昇についてECBがどういった反応を見せるのか注目されます。
ECBの理事の中にはこうした動きに対して、資金調達環境を悪化させているとして警戒感を示すコメントも聞かれるようになってきました。
国債利回り上昇が正当化できないと判断された場合、ECBはPEPPの現在の枠組みの中で債券買い入れを増額できるともアナウンスしています。
ただ利回りの上昇は経済成長とインフレに対する見方の改善の結果であるという楽観的な姿勢を示す可能性も残されています。
そうした場合、ユーロ買いの動きが反応を見せる可能性も高そうです。
まとめ
国債の金利上昇は資金の調達環境の悪化ではあるものの、経済成長の証でもあります。
一般的には政策変更は時期尚早という見方が強く、インフレ影響が明確になってくるまでは金融緩和環境を維持して景気刺激策とするというのが基本線です。
トレーダーとしては金利の上昇には猶予しつつも、注意深く見守るという声明になることが高そうです。
そのためポジション取りとしては初動の動きを見てからでも良さそうです。
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