ジャクソンホールでのFRBの年次シンポジウムで行われたパウエルFRB議長の講演を受けて、為替市場は上下動しています。
今回のシンポジウムはコロナショックから動きとして例年以上に注目されるものでした。
そこでの発言により、一気に市場がリスクオンに傾いた格好です。今回はジャクソンホール会合について振り返っていきます。
ドル買い強まる為替市場
ジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長の発言としては、金融政策の枠組みについては平均で2%のインフレ目標に言及し、景気低迷期にはインフレが2%超に上昇しても、しばらく容認する姿勢を見せています。
これはインフレをある程度容認する姿勢を見せたことで金融緩和を続けるというメッセージを市場に対して送ったことになります。
また金融政策をインフレから雇用重視にシフトし、景気配慮型に変更したい意向を示しています。
こういった発言を受けてドル円市場としてはFRBが低金利を長期化させるとの思惑から、講演内容が伝わった直後はドル売りが強まり、ドル円も105.60円近辺まで急速に下落しましたが、そこから売りが一巡するとドルの買い戻しが強まり、ドル円はストップを巻き込んで106円台半ばに上昇しています。
これは短期的にはドルの低金利からドル売りとなりましたが、「平均2%のインフレ」を目標と明確にしたためドルに対する安心感が出てきており、それによる買い戻しと思われます。
経済状態との対話を柔軟に行っていくというFRBの姿勢が好感された部分もあります。
まとめ
例年以上に注目されたジャクソンホール会合ですが、テーマとしては市場にどれだけ安心感を与えられるかという事がポイントだったように思います。
世界の基軸通貨であるドルが極端な変化はやらないという姿勢を見せたことでドルのポジションを取るということFRBが促しているように思います。
今後のアメリカ経済という観点で見れば、大統領選挙と対中国問題が大きなキーワードとして市場を動かしていきそうです。
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