ヨーロッパ地域の大きな問題としてイギリスのEU離脱問題があります。
この問題はイギリスとEUが長い時間をかけて交渉を続けていますが、交渉結果については不透明な状況が続いています。
今回はEU離脱交渉の今後と為替相場について考察していきます。
先行き不透明な離脱交渉

イギリスのEU離脱についてはイギリスのジョンソン首相が交渉期限について言及するなどイギリス側が圧力を強めていましたが、結局のところ進展が見られませんでした。
イギリスがEUに圧力をかけるという展開のなか、EU当局者は「(協議は)かなり遅れている。
すでに手遅れかもしれない」と反撃の談話を発表しています。
協議としては漁業権と公平な競争条件での対立が継続しておりどのように折り合いをつけるのか、それともこのまま「合意なき離脱」となるのか市場の注目が集まっています。
ヨーロッパは新型コロナウイルス感染拡大に拍車がかかっており、コロナワクチン開発で為替相場としてはヨーロッパ系通貨は買われました。
特にイギリスのポンドは新型コロナウイルスの感染封じ込めに失敗したと言われており、もしワクチンが完成すれば恩恵を一番受けるだろうという見方で買われています。

しかしここに来てEU離脱問題の移行期間の残り時間も少なく、交渉にも失敗し合意なき離脱となればイギリス経済が大混乱に陥るのは必至です。
そういった意味でもポンドが抱えるリスクというのは非常に大きなものとなっています。
まとめ
これまでの交渉経緯からイギリスが焦りを見せているのは明らかであり、EUとしても簡単に譲歩するとは思えません。
そのため合意なき離脱というものも現実的になってくるかもしれません。逆にあっさり合意という可能性もあります。
前々からイギリスについてはそういったリスクが言われ続けていましたが、今後の相場としてはヨーロッパ地域の通貨は荒れる可能性が非常に高いことを個人投資家としては認識しておくべき局面だと思います。

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