イギリスのEU離脱後の「イギリスとEUの貿易協定」受諾へ向けての動きが加速してきています。
一時は合意なき離脱も懸念されたイギリスの政治状態でしたが、何とかEUとの関係性の維持に努めています。
今後はポンドとユーロの組み合わせのペアがさらにヨーロッパ経済を考える上では存在感を増してきそうです。
EUとの交渉に積極的なジョンソン政権
イギリスの現政権であるジョンソン政権の至上命題として、EUとの離脱交渉があります。
特に経済分野ではイギリス・EUの自由貿易協定(FTA)交渉が大詰めを迎えています。
ジョンソン英政権は7月での大筋合意を目指しており、難航している話し合いがどこまで進展するか注目されます。
コロナウイルスによって打撃を受けているイギリス経済の立て直しのためには、EUとの経済連携は不可欠でジョンソン政権としても何としても達成したい課題であります。
しかしEU側の反応は冷淡で、EUのバルニエ首席交渉官は「深刻な相違が残っている」と指摘し、大きな進展がないことを強調しました。
年内のFTA取りまとめが可能かどうか微妙な情勢です。
EUはEUでユーロ基金問題を抱えており、そちらの妥結を目指す方向にベクトルが向いており、更なる対立軸を作りたくないという政治的な意図が見て取れます。
そのため市場のシナリオとしては自由貿易協定(FTA)交渉が不調に終わり、イギリス国内の経済の鈍い動きから、ポンドが売られる可能性がメインシナリオだと思います。
まとめ
欧州事情としては今年のメインテーマになるはずだったイギリス問題がおざなりになりつつあります。
為替市場としてもイギリスとEUがどういった形で決着をつけるのかが注目されます。
個人投資家としてもポンドとユーロの信用力というものが今後の為替相場のカギとなってきそうです。
ユーロ基金を設立し、EUの結束をアピールできるのか、イギリスがイギリスの底力を発揮する展開となるのか注目の日々が続きそうです。
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