ドル円相場は現状ではリスクオン要因とリスクオフ要因のせめぎあいの相場が続いています。
今回はネガティブな要素であるリスクオフの要因について考察していきます。
3つのリスクオフ要因が顕著なアメリカ
まず一つ目のリスクオフ要因としては新型コロナウイルスの感染拡大です。
アメリカでは感染第2波が広まっており、世界中のリスクといえる要因ですがアメリカにもこれは当てはまる要因です。
次にアメリカを取り巻く外交関係の悪化です。特に中国との関係悪化です。
香港・ウイグル情勢、南シナ海を巡り対立が激化しつつあり、冷戦に突入する可能性も出てきています。
中国政府が米国産農産物の中国への輸出に際して新型コロナウイルス感染の検査強化を米国の荷主に要求しており、トランプ大統領も米大統領選挙の支援材料にはならないとの見方から第2段階の米中通商協議に関して否定的です。
中国との貿易は経済に与える影響が大きいため経済影響が心配されます。最後にアメリカ国内での課題です。
新型コロナウイルス対応の不手際、米国経済のリセッション(景気後退)懸念、黒人差別抗議デモの激化などです。
大統領選挙を控えるトランプ大統領の再選の可能性が低下していることも、リスクオフ要因となってきています。
これまで為替相場としては新型コロナウイルスの感染拡大が大きなテーマとして扱われてきましたが、それ以外のリスクオフ要因にも目を向け始めた印象です。
まとめ
世界経済の中心であるアメリカの動向は気になるところです。
これらのリスクオフ要因は新型コロナウイルスの感染拡大以外は政治的な要因であることが特徴的です。
ある意味アメリカが大きく変わらなければならないタイミングに来ているのかもしれません。
とはいえ為替相場としてはドルが市場を支配することはゆるぎないと見ています。
そのためアメリカの動き次第で一気に相場が動くという展開が予想されるだけにアメリカの動きについては神経を使う相場が続きそうです。
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