今年最後となるアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されます。
アメリカでは新型コロナウイルスの感染拡大が深刻であり、12月10日時点で累計の感染者数は1550万人を超え、死亡者数は30万人に迫ろうとしています。
経済に対する悪影響も心配されます。
今回はそういった状況下で行われるFOMCとして期待感が高まってきています。
期待感は高まるが・・・?

アメリカの状況を踏まえて市場では更なる金融緩和政策が出るのではないかという期待感が高まりつつありますが、現実的にはそうならない公算が高いのも事実です。
まずはマイナス金利ですが、この政策には否定的な意見が強く、実際米国の金融市場の規模でマイナス金利を導入した場合、デメリットがかなり大きいと予想されることから、政策金利は現状維持が確定的です。
現在の事実上ゼロ金利となっている政策金利ですが、雇用の最大化とインフレ率(PCEデフレータ前年比)が長期的に2%を超える軌道に乗るまでは現状付近にとどまると以前から示されており、今回も改めてそのことをアナウンスするに留まりそうです。
次にアメリカ国債と住宅ローン担保証券(MBS)を合わせて月額1200億ドルの購入を行っている資産購入プログラムの規模拡大です。
こちらについてもこれ以上の規模拡大はそう見込めないというのが正直なところだと思います。
今回のガイダンスの内容にもよりますが、アメリカはなかなか新型コロナウイルスの経済対策が決まらない中で、ポジティブな要素がガイダンスされればさらにリスクオンムードとなる可能性を秘めており今回のFOMCは注目度が高いです。
まとめ
ドル・円の為替相場は動きが鈍化してきています。
年末へ向けてそれほど大きな商いとなるタイミングでもありません。
個人投資家としては短期的な目線ではなく、長期的なポジションを考え始めても良い時期に来ていると思います。
新型コロナウイルスのワクチン開発も明確になってきており、今後は景気回復路線へなるという思惑が多くを占めてきています。
実際にそうなるかはわかりませんが、このムードがある限り経済としては良い方向に回っていきそうです。
それだけにポジションを仕込むというのには良い時期かもしれません。

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