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原油価格と為替レートの相関性~前編~

為替相場は様々な要因で日々変動しています。

その時市場の注目を集めるものが最大の力を発揮する訳ですが、近年度々話題になるのが原油価格です。

今回は原油価格と為替相場の相関性についてフォーカスしていきます。

原油価格は重要指標

原油は、全産業に関わりある非常に重要な物資です。

地球上では原油が産出される地域には偏りがあり、それだけに原油産出国にとっては武器になる物資です。

経済面では産油国にとって原油は重要な外貨獲得商品です。

高く売れればより大きな利益を手にすることができます。

つまり原油価格が上昇すれば、それだけ産油国は儲かりその国が発行する通貨が人気になるという現象が考えられるのです。

世界の原油輸出国1位はサウジアラビア、2位ロシア、3位イラクと日本から投資しにくい国が並んでいますが、4位が米国、5位にカナダと続きます。

このなかでFXの世界で簡単に手に出来る通貨としてはアメリカとカナダになります。

特にカナダは全輸出品の中で原油等鉱物製品が占める割合は28%にものぼります。

つまり原油の影響を大きく受けると言えます。

原油が高くなればカナダの貿易収支における黒字が増え、結果カナダドルが強くなる可能性を想定することができるのです。

2020年の原油価格は上昇相場でしたが、カナダドルも一緒に上昇しています。

またコロナショックによって原油価格が暴落した際には一緒に暴落しています。

このように非常に相関性が高いのです。

直接的に原油価格が為替相場に与える影響は大きいのです。

また原油価格は世界経済の景況感を見るには非常に良いものです。

というのも経済活動が活発になれば、その分原油の消費量が増加すると考えるのが一般的です。

つまりは景気のバロメーター的な役割もあるのです。市場に安心感があり「リスク選好」相場となると、株や原油などのリスク資産が上昇します。

そうなると為替相場でも特徴的な流れとなることが多いです。


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