ファンダメンタルズ

注目されるジャクソンホール会合の行方

例年注目されるジャクソンホール会合が今週開催されます。

カンザスシティー連銀が主催する年次シンポジウムで世界各国からの中央銀行要人などが招かれ、世界中の注目を集める一大イベントとなっています。

今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、オンラインでの開催となっておりますが、世界中の金融関係者から注目される会合です。この会合について考察していきます。

今年のサプライズはあるのか?

ジャクソンホール会合は歴代の議長がFRBの方針変更などを説明する際に利用されてきたイベントで、今年はパウエル議長による金融政策の今後の枠組みの見直しがどのようなものになるのかに注目されています。

直近7月28日、29日に開催されたFOMC(連邦公開市場委員会)の議事録ではイールドカーブ・コントロールについて改めて否定的な姿勢が示されました。

また複数の委員から過剰なバランスシート拡大につながる可能性が指摘されており、方向性が見えない状況に陥りつつあります。

こうした状況を受けて、市場では議長がジャクソンホールでの演説で、これまで包括的な見直し作業の中で検討した内容やその背景についての説明がされるのではとの期待を強めています。

現行の超緩和的な政策の下では、将来的にはインフレになることは想定されています。理想とされる中長期的に2%目標に安定して近付くために、一時的に2%を上回る状況を許容するような姿勢を示すなどの変更が見込まれています。

インフレ率の2%超え一時許容などの変化は現状の超緩和的な政策の長期維持につながることから、ジャクソンホール会合の内容次第ではドル売りが広がる可能性が考えられます。

まとめ

現在の市場ではこういったジャクソンホール会合待ちの状況もあり、ドル売りが先行して行われています。

しかしこれらは観測によるものを起因とするものであり、直接的な事実を根拠として行われています。

そのため一気にひっくり返る可能性も秘めており、トレンドとして安易に乗っていくには危険かもしれません。

現状のトレンドに乗る場合はあくまでも短期のトレードを心掛けるべき局面です。


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