今週はオーストラリアの雇用統計が発表されます。
オーストラリアはオセアニア地域の主軸通貨で、オーストラリアドルの動きによって、ニュージーランドドルも釣られて動く可能性が高いです。

雇用統計は経済の「今」を見るのに重要な指標です。新型コロナウイルスの感染拡大がどの程度の影響しているのか注目される統計です。
日本人の投資家からオーストラリアドルはスワップポイントを得るための投資先として人気の通貨です。それだけに今後の動向に目が離せません。
オーストラリアドルの展望

コロナショックが発生時はオーストラリアドルも円高に一気に振れましたが、その後日本政府の弱気な対応もあって、オーストラリアドルが買われる揺り戻しのチャートとなっています。
また直近の動きとしては、値動きの方向性はなく、揉み合いとなっている状態です。
オーストラリア政府も今後の失業者の増加を予想しています。
今週可決した大規模雇用対策が、日本円にすると8兆6000万円弱という巨額に上ったことがそれを表しています。
また今週のRBA理事会でも失業率の大幅悪化を予測しました。これらの動きから、雇用時計が悪かった時のダメージを最小限に抑える動きになっているとも言えます。
また悪化した米国の雇用統計を見ると、豪州も3月の雇用統計から悪化することも十分あり得るので警戒しておきたいです。

市場心理としてはオーストラリア政府の緊急対応が積極的であることは、好感されていますが、雇用統計の数字がどのくらいになるのか掴みかねているのが、正直なところではないでしょうか。
まとめ
オーストラリアドルの動きとしては、雇用統計というビックイベントを控えているだけに小幅な動きに終始すると思われます。
そして雇用時計の数字次第で一気に大きく動く可能性があります。
現在市場はコロナウイルスによる不安心理が大きく膨らんだ状況で、それほど雇用統計が悪くなくても、パニック状態になることも考えられます。
それだけに個人投資家としては、雇用統計後に形成されたトレンドがあるならば、それに乗っていくという流れが理想だと思います。
ともかく雇用統計前に不用意なポジションを持つことだけは回避したい展開です。

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