ファンダメンタルズ

世界各国の利上げ動向

為替相場を考える上で非常に重要になるのが、通貨を発行する各国の金融政策です。

特に政策金利は中央銀行が発動する最大の金融政策で、金利を適切に設定することで景気を加速させたり、逆にブレーキをかけるということを行います。

今回はそんな世界各国の利上げ動向にフォーカスしていきます。

主要国は動かずも・・・

アメリカやEUなどの主要通貨に関してはまだ利上げという段階までは踏み込んでいませんが、それ以外の国は利上げも現実的なってきています。

新型コロナウイルスの感染拡大による経済的なショックから経済が立ち直り、低い金利ではインフレの懸念があるためです。

例えばニュージーランド準備銀行は10月6日、政策金利を0.25ポイント引き上げ、0.50%とすることを決定しています。

しかもさらに追加利上げも考えられる状況です。

そのほかの国としては南アフリカも利上げへと踏み切り、3.5%から3.75%への利上げとなりました。

南アフリカの場合、経済好調による利上げではなく、金利を挙げることによって海外からの資本流入を狙ってのものとも言えるため一概には言えませんが、利上げとなっています。

主要国の中で、利上げが予想されているのはイギリスです。

前回の会合段階でイングランド銀行は利上げに踏み切るのではという観測もありましたが、現状維持でした。

しかし利上げに対して当然前向きです。

今回の会合では市場とのコミュニケーションに失敗した部分があるためかなり明確なアナウンスが事前に出てくるかもしれません。

まとめ

金利を上昇させると当然ですが、その通貨に資金が流れ込みやすい状況となり為替相場としては買われる傾向があります。

そのためリスクが高い新興国通貨に関しては高い金利を設定しているという面もあります。

トレーダーとしてはやはり金利の設定は気になるところです。

特に主要国であるアメリカやEUなどが動いた際にはかなりの相場変動があるものと思われます。

それだけに金融政策関連のニュースはしっかりチェックしていきたいところです。


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