新型コロナウイルスによる経済被害は大変厳しいものになってきています。
特に資源の輸出に頼る経済体系を持つ新興国やオーストラリアなどの資源国にとってはより深い爪痕を残していきそうです。
今回はそういった国の通貨について考察していきます。
厳しい情勢が続く新興国

新型コロナウイルスの感染の勢いとしては初期ほどの伸びは見せていませんが、依然として厳しい状況が続いています。
アメリカでは感染被害が最もひどかったニューヨーク州での感染拡大が落ち着いたものの、他の地域での感染者数が厳しい状況になりつつあります。
世界的に見ると中南米地域の感染が広まっています。特にブラジルは早期の経済再開に舵を切ったため、ここに来ての感染拡大が広まっています。
このような現象は医療インフラが弱い新興国に広まりを見せることが考えられます。
その結果として安い人件費を武器とする新興国の「世界の工場」としての役割が停止し、資源の輸出国の経済も苦しくなっていく事が考えられます。

資源輸出国として名高いオーストラリアの通貨であるオーストラリアドルの動きについてです。
円との通貨ペアで見た場合、新型コロナウイルスに対する迅速な対応が評価されオーストラリアドル安の動きが見られましたが、2次感染の拡大や新興国の感染状況が取り出さされるようになるとややオーストラリアドル高の動きになってきています。
これには資源国としての経済構造を抱えるオーストラリアが以前のような経済状態に戻れるのかという疑問を市場が持ち始めたと考えるべきだと思います。
まとめ

新型コロナウイルスの2次感染の拡大という新たなリスクを評価し始めた相場状態といえると思います。
そのため一時的に不安心理が緩んだ為替相場ですが、また不安心理を大きく抱えた相場環境に逆戻りしつつあります。
そうなると投資家心理として大きなポジションを持つことためらうため、相場が動かなくなり強いトレンドが発生しにくくなります。
しかし不安心理が高いため何かの拍子に、一気のパニック的な動きも考えらる付き合いにくい相場となることは間違いなさそうです。

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