ファンダメンタルズ

イギリスの景気回復期待感

イギリスは新型コロナワクチンの接種率という意味では非常に高い数字を誇る国です。

イギリスのマット・ハンコック保健相はイギリスの全成人が7月31日までに接種を受けられる見通しであることを明らかにしており、経済回復への期待感は高まりを見せています。今後のポンド市場とイギリス経済について考察していきます。

短期的には強みも長期的には・・・?

イギリスは昨年にEUの離脱を決め、現在も軋轢は残っているもののイギリスは独自の道を選択した形です。

新型コロナウイルスによる経済ダメージはイギリスにも直撃しましたが、そこからの迅速なワクチン接種は大きく評価できる点です。

ワクチン接種が進めばしれだけコロナウイルスの脅威から逃れることが出来るわけであり、経済成長を期待するのは当然の流れと言えそうです。

ワクチン関連報道で金融市場全体が敏感に反応しており、イギリスが期待感を集めている構図です。

ただ世界経済が回復局面となるアフターコロナの状態になってくると話が変わってきます。

世界中で経済回復となるとイギリスはEUから離脱したことがヨーロッパ地域で考え場合にはマイナス面が目立ちます。

だからこそイギリスはヨーロッパ圏外の国との自由貿易協定に活路を見出そうとしていますが、なかなかこちらは進展が見られません。

今後はこのマイナス面をどう打ち消していくのか、イギリス政府の動向が注目されます。

これらの事情を踏まえてポンドの動きとしては短期的には上値を追いつつも、細かく調整が入るという展開が考えられそうです。

まとめ

ポンドに関してはアフターコロナの世界への期待感を集める通貨としてトレーダーの注目株となっています。

ただ長期的な展望は?という部分も秘めており扱いが神経質になってきそうです。

ワクチン接種が進めば予想通りに経済回復となるのかというモデルケースにもなってきそうであり、経済指標については注目するべき案件です。

今後は「イギリスと比べ」という視点が必要になってきそうです。


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