アメリカはテーパリング、金融緩和政策の縮小を発表しましたが、その背景にあるものとしてはインフレです。
インフレは物価の高騰の状態のことを言いますが、物価という意味では消費者物価指数の動きが注目されます。
今回はアメリカのインフレにフォーカスしていきます。
インフレ進行が持続的
アメリカの10月の消費者物価指数が予想されていますが、予想では上昇が止まらないものとなるとされます。
インフレ高進が「一時的」ではなく、「持続的」となりつつある可能性が高まりつつあることでアメリカドルにとっては堅調な展開が期待されます。
10月の消費者物価指数の予想は前月比+0.5%で、9月の+0.4%から上昇となっています。
FOMCの声明ではテーパリングに関して、「11月と12月に購入を縮小した後には、毎月同様の資産購入減速が適切になる可能性が高いと委員会は判断するが、経済見通しの変化に応じて妥当だと判断される場合は、購入ペースを調整する用意がある」と表明されました。
もしもインフレのスピードが上がっていくことになれば、これまで以上に資産の購入量を減らすスピードも上昇していくことが考えられます。
またアメリカの話題としてはバイデン大統領が次期FRB議長の人選を公表する予定であることが注目を集めます。
パウエルFRB議長は、昨年10月にトランプ前大統領が追加経済対策の協議を中止した際に投資信託を売却したことが判明しています。どういった人物を議長とするのか注目されます。
ドルとしては基本的にはインフレ路線ということで、利上げへの道のりが見えてきました。こうなると基本的にはドルが強い展開が基本です。
まとめ
アメリカのインフレ傾向によって金融正常化の速度が速まっていけば、利上げという選択肢も現実的なものとなっていきそうです。
トレーダーとしては少なくともアメリカの景気状態は良い方向へ向いていますので、ドルが強い流れを基本線に考えるべきだと思います。

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