ファンダメンタルズ

ドル買い圧力強まる

アメリカではパウエルFRB議長の再任が発表されましたが、為替相場としてはドル買いの圧力が強まる展開が続いています。

特にEU圏との対比が鮮明となってきており、為替相場はそれを反映したものとなっています。

今回はそんなアメリカドル相場にフォーカスしていきます。

アメリカとヨーロッパの対比が鮮明に

アメリカではパウエルFRB議長の再任というニュースや新規失業保険申請件数は19.9万件と20万件を下回り、52年ぶりの低水準となったことなど経済面での好調さが伺えるものとなっています。

これによりドルが買われるという流れがさらに強まっています。

もちろんアメリカが強いという事もあるのですが、鮮明となっているのがEU圏の経済状態です。

EU圏内では新型コロナウイルスの感染拡大が現実のものとなってきており、再び経済的なダメージを伴う政策が打ち出される可能性もある状況となってきました。

特にEU最大の経済力のドイツは11月のIfo景況感指数が96.5と予想を下回る結果となり、これで5カ月連続の低下となりました。

さらにはドイツでの新型コロナ感染が深刻化するなかで、新政権がロックダウンなど何らかの対応策を示す可能性が警戒されている面もあります。

ドイツの景気失速は、EU圏、ひいてはヨーロッパ圏全土に影響を及ぼす展開も考えられます。

為替市場としてはアメリカとヨーロッパの対比が鮮明となって投資家に印象付けられている様子です。

こういった状況を受けてドル円相場では高値を115.25レベルまで上昇、ユーロドルでは1.12台を割り込んで、安値を1.1192レベルまで広げています。

まとめ

アメリカでは新規失業保険申請件数が予想以上の好結果となったことで、雇用を重視するFOMCではテーパリングの加速が早くも観測されています。

そうなればこれまで以上にドルが買われ、他の通過が売られるという展開は考えられそうです。

トレーダーとしてはアメリカとヨーロッパの対比が鮮明となっているだけに、ユーロドルの動きにはチェックしたいところです。


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