FXの話題としては「ドル高」が話題として顕著です。
1月の102円半ばからは約6.5円を超える円安になっており、予想をはるかに超えるスピードでドルは上昇しています。
今回はそんなドル高トレンドの要因と今後を考察していきます。
アメリカと日本の金融スタンスの違い

アメリカでは巨額の経済対策に寄せられる期待から長期金利の上昇が止まらず、ドル高が続いています。
個人的にドル円ペアでこれほどのドル高になっている要因としては「アメリカと日本の金融スタンスの違い」が大きな要因だと考えています。
パウエルFRB議長は講演の中で長期金利上昇の抑制策に言及しませんでした。アメリカ国債利回りの急上昇については「市場の混乱が起きれば不安材料になる」と市場動向を注視していく考えを示していますが、ゼロ金利政策と量的緩和政策を継続させる意義を強調しています。

一方、日銀の黒田総裁は衆院財務金融委員会で「アメリカの長期金利が上昇しても日本では長期金利の変動幅を拡大する必要があるとは考えていない」と発言しています。
長期金利に対する抑制策に言及しないアメリカと、長期金利の上限を変更せず、引き続き現行の枠組みで抑制していく日銀との姿勢の違いが鮮明になった形です。
ドル高の背景にはこれらのことからアメリカと日本の金利差が拡大していることも大きな背景です。
ファンダメンタル的には現状の力強いドル高トレンドの根拠となると思います。
まとめ
現状の力強いドル高トレンドはトレーダーとしては乗りやすい相場ですが、急激すぎる動きでもあるためどこかで調整が入ることも考えられます。
アメリカの金利上昇という部分ではどこまでFRBが許容するのかという点が注目されます。
FRBから対応策のアナウンスが出てきた時に、相場の潮目が変われることが予想できる相場環境です。
そのためアメリカの動きには注目するべき局面であり、ドルの影響力の強さを実感する相場となってきそうです。

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