ドル円相場はドルが買われる傾向が続いており、111円台に乗せてきました。
アメリカではアフターコロナの風が強く、金融正常化へ向けた取り組みにも言及がありました。
今回はアメリカの経済状態にフォーカスしていきます。
タカ派の印象が目立つアメリカ
アメリカは金融緩和政策からの脱却の議論であるテーパリングについて明言しました。
市場の予想としてはまだまだテーパリングについては先送りという見方が一般的であったため、意外な決断として受け止められました。
アトランタ連銀のボスティック総裁は講演で、「雇用の回復にはしばらく時間がかかるだろう」と述べ、インフレについては、制御不能なほど高進していないとしつつ、「注意を払う必要がある」との認識を示しました。
インフレに対する強い意識を示しており、それが今回の決断につながったとされます。今後の注目としては雇用統計です。
アメリカの雇用状態がどういった状態なのかによって今後の展開が変わっていきそうです。
アメリカの雇用状態が良いとさらにテーパリング議論が加速し、雇用状態が悪ければブレーキがかかりそうです。
為替相場としては主要通貨が足並みを揃えて「ドル高」を鮮明に映し出して来ています。
今年の前半を振り返ってみると、ドル安で始まり、ドル高で終わったことになります。
文字通りドルが強い相場環境と言えそうです。
ドル円に関しては円が売られる要素も強く、ドルが強いという相場環境に拍車をかけています。
まとめ
近年ではアメリカの動きが為替相場を支配する動きが続いていますが、直近はさらにアメリカドルが為替相場を支配する力が強まっています。
主要国の中で唯一金融正常化を打ち出したこともありますが、それだけ経済状態の見通しにFRBが自信がある事の裏返しでもあります。
トレーダーとしてはアメリカの動きや経済指標にはこれまで以上に注目しなければならない展開が続きそうです。

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